シネマで死ねない

語ることについて語るときに僕の語ること

英語の話

英語に関する2つの話

 

①英語伝わらないとは。

 

 

この1ヶ月、インド・バングラシンガポール・マレーシアに行って感じた英語の話。

自分は英語がしゃべれるか、と言われたらまあしゃべれないんだけど

聞いたことはだいたい理解できるし

旅行目的くらいなら問題なくコミュニケーションとれるし、

ちょっと頑張れば普通に会話くらいなら出来る(と、少なくとも自分はそう思っている)。

 

ただし、頑張る気にほとんどならない。

GCMPのときはかなり頑張らなきゃいけなかったし、リサーチっていう目的があったし、

それなりにちゃんとコミュニケーションに力入れていた。

 

だけど今回はなんか食傷気味だったこともあって、コミュニケーションを頑張れなくて

というか英語聞き取りにくすぎたし、通じなさ過ぎた。

ほとんど話もしなかったし、なんか勿体無かったかもしれない。

 

んで、なんか英語こんなにやばかったっけ、インドとバングラではまあまあかと思ったのに

と意気消沈しながらマレーシアに行ったら、

普通に英語通じるし、向こうもこっちも訛ってるけどコミュニケーションが円滑すぎてウケてる。

 

ジョホールバルでタクシーに乗ったら、運転手に

日本人は本当に英語が出来ない人が多いけど、君は英語ができるからどこでも旅行にいけるよ

とか言われた。彼曰くマレーシア人はみんな英語話せるらしい、

自分は彼が英語話せてるとは思わなかったけど。

自分も英語話せる訳ではなく、少しだけ英語で意思を伝えることが出来る程度なので

先の言葉にも苦笑しまくるしかなかった。

とか言いつつ、マレーシア英語はわかりやすいし、相性いいなーと思った。

 

シンガポールであんなに英語通じなかったのはたぶん

SHINGLISHとかChinese Englishとの相性がめっちゃくちゃ悪いのもあるのだと思う。

InglishとかBengalishにも最初はイライラしたけど、なんだかんだ分かりやすいし、通じてたし。

Chinese Englishはなんかもう英単語を使った中国語にしか聞こえてなかった。

自分も英語ひどいのでこれから旅行を円滑にするためになんとかしなきゃなとは思った。

あと中国語勉強します。

'sh'と's'の発音分けが出来ないから致命的だけど頑張ります。

 

②手段としての英語

海外の学生と話していて感じた英語の話。この話はよくする話。

自分自身が英語に対してさほどやる気ないので、

日本人は英語が出来ないとかそういうの聞くだけでだるいんです。

英語が出来ないのは事実だとして、それは問題として語られるべきことなのかなと。

そもそも一般的な日本人は英語ができる必要があるのでしょうか。

自分は必要ないと思っています。そりゃ「グローバルに活躍する人材になりたい!」とかいう人はまあ英語頑張ったほうがいいんじゃないですか。

 

英語力について語られるときによく出る

英語圏でないアジアの大学では授業はほとんど英語で行われている。しかし日本ではほとんどが日本語だ」*1だから「日本は国際社会で遅れている」*2

いう言説がいまいち理解できない。

*1だから「日本はこれから国際社会で遅れる可能性が高い」じゃないんですかね。

そもそも海外で授業が英語な理由って、母国語だと教えられないからというのが大きいと思う。その点、日本は日本語というガラパゴスな言語で教育をして、これまで技術的にも経済的にもかなり発展してきていた、ってそこは誇りに思っても良いポイントじゃないかと。これからはそれでは通用しないかもしれないけど。

でも英語で授業する必要性も別にないかなとも思う。一握りの持ってる人が出来ればいいんじゃないですか。よくわかりません。

 

ここまで書いといてなんなんだけど、自分は「日本人だからなんたら」とかそういうのすら理解できなくて、アイデンティティというか帰属意識が壊れてるから、自分は「日本人」でもなくて、「日本語しか喋れない日本国籍をもった人間」でしかない。

なんかそれは世界を狭めも広くもしてくれる認識だけど、とりあえずもっと世界を拡げたいからもうちょっと言語勉強します。