シネマで死ねない

語ることについて語るときに僕の語ること

3年間やってたバイトが終わった話

3週間くらいまえに連絡が来て2010年6月大学に入って3番目に始めたバイトが終わった。

辞めたとかクビになったとかじゃなくて終わった。

まあどちらかというとクビなんだろうけど、別に何かヘマをしたわけでもなく

今回はご縁がなかった、かつ今回がラストチャンスだったので、終わった、という表現が一番しっくりくる。厳密に言えば前回が4月の頭だったからそこで終わったっていうのが正しいのかな。まあそろそろ落ち着いてかつ美化せずに振り返れる期限だと思うから書いて残しておこうと思う。

 

機会損失と潜在利益

今回の13夏のことについて。

 

出来なかったデメリットや心残り→対応としては

  • 意図せず終わったので自分の中で消化不良→こうやって書いて消化と昇華を試みる
  • 一緒にやろうと何度も言っていた友人と出来なかった→(これはどうしようもない、これが一番大きい問題)
  • 高校生から刺激を得られる場に入れない→趣旨は違えどLiT!に真剣に取り組むことで刺激は得られるかも
  • あの達成感が得られない→何か他のことに真剣に取り組むことで得られるかも
  • まとまったお金が入ってこない→準備期間を考慮すると今のバイト頑張ったほうがプラスかも

 

やらなかったことによって得られ得るもの、またはやった場合に被るデメリットを避けられた点は

  • 仕事の偏りや感化できない意識の差による精神的負担を被らない
  • 膨大な作業をしなくていい
  • 時間が自由に使える
  • 夢を語れないことに対する妙な焦りを与えられない

 

夏はインターンとか旅行とかLiT!に費やそうかなと思っています。機会損失ではなく、機会利益にしたい。

 

3年間、4.5回程を振り返ってみてつくづく思うのは、自分は誰かのあこがれには向いてないなーということです。

人に夢を魅せること、誰かの夢になること、

そんなのクズであることを受け入れている自分には向いていない。

クズになりたくない、まともになりたくて足掻いていたあの頃に見せてもらった夢に申し訳なくなる。

イケてなかったけど愛されてたのに、それを素直に受け入れられなかった高校時代、

夢を見たっていいじゃん、見返してやるし。

堂々と生きて行きたい人生だった。完。

 

 

とか言っても人生終わってくれないし

それでも生きていくしかないんですよ、辛いんですよ、

めっちゃかっこ悪いけどカッコつけてたいし、

辛くたって死なないし、どうせ生きるしかないんだったら

行きたい大学に行けなかったくらいで悄気る人間であっても楽しくありたいんですよ。

ってとこまで開き直れたのも、それを人に話せるようになったのも

バイトのおかげかなとは思う。

この話はメインストリームではなかったけど、刺さる人はいたみたいだし。

 

 

ここまで来るのには本当に時間がかかって

 

最初のころは本当に苦労して、取り繕って嘘の夢を並べて誤魔化してた。

誠実に人に向き合えなくてごめんなさい。

そんな自分に誠実に向き合ってくれた先輩には感謝しかない。

「考え過ぎで言葉に詰まる自分の不器用さが嫌い

でも妙に器用に立ち振る舞う、自分はそれ以上に嫌い」

素直になりたいと思った。

 

その後諸々で病んだりで2回目はまじめに取り組めなかったけど、

びびってたけど楽しすぎて、なくなって辛かった。

でもあのまま山登らなくて良かったってちょっと安心もした。

この頃は誠実さと正直さを履き違えてた。

 

次の夏、出来なくて、2回目のときのいい加減さを反省して

辛すぎたから人生観変わるくらい色々と考えこんで、割り切るようになった。

この時の経験があったから楽しめなくなったのかもしれない。

仕事なのだという意識が良くも悪くも強くなった。

 

3回目のとき、必死で認めてほしくて誰かを守りたくて辛かった。

みんなと自分の考え方がずれていることには気づきつつあったし、

嘘で夢を取り繕うしか出来ない自分は生徒からも必要とされていないのも分かってた。

まわりの夢に焦りばかり感じていた。

そんなときに見透かしてくれる子がいて、自分に親しい人にだけ素直になれた。

すると最高に楽しかった。夢を魅せることは出来なかったけど

かつて自分が魅せてもらった夢よりも楽しい現実がそこにはあった。

「一瞬一瞬を楽しめ

全力で戦え」

自分に伝えられることを伝えよう、理解してもらうとかじゃなくて、話を伝えよう、

そう思った。

 

4回目のとき、考え方のずれに耐えられなくなって辛かった。

周りに気を遣って辛くなって、周りにあたってた。

でも見ていてくれる人がいることを知れて、嬉しかった。

夢がない自分の話を楽しんで聴いてくれる人がいて、嬉しかった。

「世界を拡げて

最高の満足度の毎日を」

人は人、自分は自分

自分が幸せになるように生きるしかないと改めて思った。

 

 

5回目、今となってはこれが最後なのだけれど、これは体力的にきつかった。

今までは自分の体面を守るために嘘をついてたけど

今回は体調を守るために精神がきついのだと嘘をついた。

体力とともに自信も削ぎ落とされていくような気がした。

でも、わくわくすることを止められなかった。

これって麻薬だよなーって思った。

「たった5日間で人ってこんなに変われるんですよ

なんだかワクワクしませんか」

 

自分は結局、これまでの大学生活を通じて

何かコレといったモノを見つけることは出来なかったのだけれど

将来的に考えたら、4年間で人間ここまで転落できるなら、この先の人生もっと上がれるかもしれない

とそんな期待も抱いてしまうのです。

 

んでまあ上がるためのヒントとして何か指針=夢をちょっとしたものでも持ちたいなと思っています。

最近気付いた夢とは何かっていう話をこの夏はするつもりだったけど

披露する機会もないのでここにまとめておこうと思う。

 

結論から言うと、夢とは自分じゃない誰かのためになりたいという願いだ。

 

 

アイドルは人に夢を与える。